体内毒素を排出する最強のデトックス法!ひまし油パックのやり方

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目次

はじめに

頭を抱えて悩む女性

現代社会に生きる私たちは、知らず知らずのうちに様々な毒素を体内に溜め込んでいると言われています。体が重い、疲れが取れない、便秘に悩んでいる…そんな不調を感じていませんか?

もしそうなら、今回ご紹介する「ひまし油パック」が、デトックスの悩みを解決する手助けになるかもしれません!

ひまし油パックは、「ケイシー療法」で用いられる定番の毒素排泄法の一つです。自宅で手軽にできるにも関わらず、そのデトックス効果は驚くほどパワフル!体本来の治癒力を高め、元気な体を取り戻すサポートをしてくれます。

今回は、ひまし油パックの基本的なやり方から、効果、注意点まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。さあ、あなたも今日から体内デトックスを始めてみませんか?

ひまし油パックってどんなもの?

ひまし油パックは、ひまし油という植物性のオイルを染み込ませたフランネル(布)を体の特定の部位に当て、温めて行う温熱湿布療法です。

その主な目的は、体のリンパ系の働きを刺激し、老廃物や毒素の排出を促すこと。リンパ系は体中の老廃物を回収し、排出する重要な役割を担っていますが、滞りがちです。ひまし油パックを施すことで、このリンパ系の活動が活発になり、停滞していた老廃物がスムーズに排出されるようになるのです。結果として、きれいな血液が細胞に届くようになり、細胞自体も活性化される効果が期待できます。

ひまし油とは?

ひまし油は、トウダイグサ科のトウゴマ(Ricinus communis)と呼ばれるアフリカ原産の植物の種子を搾った作った植物オイルです。歴史は古く、紀元前4000年頃に建てられたエジプトの墓所からもトウゴマの種が発見されています。ギリシャ時代から愛用されており、世界三大美女のクレオパトラは、その美しい目を魅力的に保つために、ひまし油点眼を行っていたとの記述があり、保湿力の高さから基礎化粧品として使用していたとも言われております。インドではアーユルヴェーダの伝統的な医療として使われ、紀元前2000年頃から便秘薬や灯りとして使っていたとも記述されています。中東では抜け毛や母乳のケアに使われていて、日本に伝わってきたのは10世紀頃で、中国から渡来したと言われています。

ひまし油
和名:ヒマ(蓖麻)/トウゴマ(唐胡麻)英名:castor/palma chirsti 学名:Ricinus communis L.

こんな方に特におすすめ!ひまし油パックの驚くべき効果

ひまし油パックは、主に肝臓のデトックスを目的として右脇腹に施されますが、その応用範囲は非常に広いのが特徴です。

  • 肝臓のデトックス効果:ひまし油パックを右脇腹(肝臓の部位)に当てることで、肝臓のデトックスが促され、体全体の毒素排出能力が高まります。
  • 便秘の改善:ひまし油パックを行うと、排便が非常にスムーズになることが報告されています。パック中にも便意を催すほどで、正しく行えば便秘の改善に大いに役立ちます。
  • リンパ系の活性化・老廃物排出:停滞していたリンパ系が急に働き始め、毒素を排出しようとします。新しいリンパ管が作られ、周囲に蓄積していた老廃物がリンパ管に吸収され排出されます。
  • 細胞の賦活(活性化):老廃物が排出されることで、きれいな血液が体に行き渡り、細胞が活性化されます。
  • 肩こりや腰痛の緩和:患部に直接パックを施すことで、劇的に改善したケースも多数報告されています。
  • その他、様々な症状への応用例
    • 腎臓の悪い人が腎臓に施し回復したケース。
    • 骨折の治癒促進。
    • 膝に水が溜まる場合に直接膝に施し効果が期待できる。
    • 頭皮の老廃物排出による抜け毛改善。
    • 白内障の改善(毎晩数滴点眼)。
    • 中耳炎の改善(耳に2~3滴垂らす)。
    • 膠原病(シェーグレン症候群)が改善した事例。
    • 慢性的な咳の緩和(ユーカリオイルとの併用)。
    • 子宮筋腫の縮小(マッサージでの応用)。

ひまし油パックは、あなたの体が本来持っている自己治癒力を大いに引き出してくれます

始める前に要チェック!ひまし油パックの注意点

ひまし油パックは非常にパワフルなため、始める前にいくつかの大切な注意点を確認しましょう!

  1. ひまし油パックを行ってはいけない場合(禁忌)
    • 進行した肝臓がんや肝硬変など、肝臓が疲弊している場合
    • 体内にアルコールの影響が残っている場合
    • 生理中は、出血量が増えたり、生理期間が長引くなどの影響があるため、避けてください。理想は生理が始まる前日くらいまでにパックを終えるようにすることです。
  2. パック中の過ごし方
    • ひまし油は非常に固いオイルなので、ひまし油パックをしたまま寝ないでください。1、2回寝過ごす程度であれば問題ありませんが、常時、朝までつけていると皮膚呼吸ができなくなり、炎症を起こしたり、アレルギー反応が出る可能性があります。必ず指示された時間(1時間~1時間半)を守って行いましょう。
    • パック中は、できるだけ心を穏やかにし、リラックスして過ごすことが大切です。心を清め、体が癒されている様子を思い描くことで、治癒力が高まります。
  3. 連続使用期間のルール
    • ひまし油パックは、効果が出たからといって連続して1週間くらい続けると、かえって肝臓への負担が増大し、体が消耗してしまいます。最長でも5日くらいでいったん休止し、数日間の休養期間を設けるようにしてください。

用意するものリスト

ひまし油パックに必要なものは、薬局やオンラインストアで手に入れることができます。

  • ひまし油:薬局で販売されている下剤用のものではなく、ひまし油パック用に作られた未精製のひまし油を入手してください。
  • フランネル:ひまし油を含ませるための布です。ウール製もありますが、日本人にはコットンフランネルがおすすめです。廉価に済ませたい場合は、使い古しの清潔なタオルでも代用可能です。3~4重に折りたたんだ状態で、ご自身の右脇腹全体をカバーできるだけのサイズが必要です。
  • 温熱ヒーター:パックを温めるために使います。廉価な簡易ヒーターから、ひまし油パック専用の遠赤外線ヒーターまで各種ありますので、ご自身の状況に合わせて選択してください。
  • オイルカバー:フランネルに含ませたひまし油が、寝具などを汚さないようにするためのカバーです。
  • 重曹:体に付着したひまし油を拭き取るときに使用します。湯飲みに小さじ3分の1くらいの重曹を入れ、ぬるま湯で溶かしたものを使います。
  • ペーパータオル:重曹水を含ませて、体に付着したひまし油を拭き取るときに使用します。
  • オリーブオイル:ひまし油パックの最終日に服用します。必ずエキストラバージンオイルを使用してください。
  • 使い古しのパジャマ、下着類、バスタオル:ひまし油は染み出ることがあるため、油で汚れても平気なものを用意しておきましょう。

ひまし油セットは便利ですが、2万円くらいして高いので、私が最初試しに実践した時はレンジで温めるタイプの湯たんぽで代用していました。その他、肝臓と一緒に子宮など他の部位もやりたい場合、小さめのフランネルと貼るホッカイロを使うと良いです!^^

簡単!ひまし油パックのやり方ステップバイステップ

材料が揃ったら、いよいよ実践です!以下の手順に沿って丁寧に行いましょう。

  1. パックの準備をする 
    温熱ヒーターの上にオイルカバーを置き、その上に3~4重に折りたたんだフランネルを置きます。
  2. ひまし油をたっぷり含ませる 
    フランネルにひまし油をたっぷり注ぎ、全体に染み込ませます。 新しいフランネルを使う初回は、だいたい200ccから250ccくらいのひまし油を使います。2回目以降は、使った分だけ(毎回大さじ2杯分くらいが目安)補充するようにしてください。
  3. パックを温める 
    この状態だとパックが冷たいので、一度パックをヒーターごと二つ折りにし、20分程度加熱してほどよく温めます
  4. パックを右脇腹に当てる 
    温まったパックを、右脇腹(下は盲腸から、上は肝臓のあたりまで)に当てます。
  5. リラックスタイムを過ごす 
    パックを当てた状態で、1時間から1時間半ほどベッドで横になります。この間は、心を穏やかにし、体が癒されて元気になっている様子を思い描くと、治癒力が大いに増します。面倒な作業のように思いながら行うと、効果が出にくいので注意しましょう。
  6. パックを外して拭き取る
     指定の時間が経過したらパックを外します。右脇腹はひまし油でベタベタしているはずです。 湯飲みにぬるま湯を入れ、そこに小さじ3分の1くらいの重曹を溶かします。ペーパータオルなどをその重曹水に浸し、パックを当てていた部位のひまし油と汗を拭き取ります。ひまし油パックで排出される体内毒素は酸性のため、重曹のアルカリ性で中和しながら拭き取ることで、肌への炎症を起こさずにきれいにできます。

STEP6の拭き取り用重曹タオルを最初は用意していたのですが段々面倒になり・・私は100均のお掃除用重曹ウェットシートで代用していますw こだわりがなければそれでもいいんじゃないかと思います!d(^_^o)★

これで1回分のひまし油パックは完了です!

ひまし油パックの作り方

ひまし油パック後の大切なケアとサイクル

ひまし油パックは、ただ行って終わりではありません。最大の効果を引き出すためには、パック後のケアと正しいサイクルを守ることが非常に重要です。

基本は3日間連続で行う

通常、ひまし油パックは右脇腹に3日間連続で行います。1日だけでも効果はありますが、3日間連続で行うことで最大の効果が期待できます。

オリーブオイルの服用でデトックスを完了させる

右脇腹にひまし油パックを施した場合は、3日目の夜、寝る前にエキストラバージンオリーブオイルを大さじ2杯ほど服用し、グラス半分くらいの水で流し込みます。 このオリーブオイルは、排出された体内毒素を速やかに便として体外に出すための「穏やかな下剤(緩下剤)」として作用します。もし飲み忘れると、せっかく排出された毒素が再び体内に吸収されてしまい、かえって体に負担をかけることになりますので、忘れないようにしてください。 ※もし3日目の夜に大さじ2杯のオリーブオイルが服用できない場合は、ひまし油パックを行っている期間を通じて、毎晩小さじ1杯程度オリーブオイルを服用するようにしましょう。

「3日行って4日休む」が基本サイクル

ひまし油パックは、3日間行ったら4日間休止するという1週間のサイクルが基本です。このサイクルをどれだけ繰り返すかは体調によって判断しますが、一般的にはこれを3~4週間ほど続けた後、その翌週はひまし油パックを完全に休止する期間を設けます。

私は1ヶ月の中で最初の3週間やって最後の週が休み、それを×3ヶ月続けてフランネルを捨て、またやりたくなったら集中して3ヶ月やる、という感じの使い方をしていました。ただ、どのくらい続けるかはほんとにその人の体調次第だと思います。

フランネルの保管と交換時期

ひまし油パックで使用するフランネルは、毎回交換する必要はありません。正しく保管すれば、繰り返し使うことができます。

保管方法 

使用後のパックは、オイルカバーごとたたんで、ジップロックのような密閉できる袋に入れ、直射日光の当たらない暗い場所に置いて保管しましょう。冷蔵庫に入れる必要はありません。

交換時期

同じフランネルを使い続けることができますが、いつか交換が必要になります。

  • 健康な人の場合、2カ月から3カ月くらいは使用できます
  • 毒素がたくさん出る人は早めに交換が必要です。
  • フランネルに毒素が溜まってくると、強いにおいがしたり、変色したりします。変色したり、においがきつくなったら、それが交換時期のサインです。
  • がん患者さんの場合、だいたい1週間でフランネルが使えなくなるケースもあるほど、体内の毒素量によって交換時期は大きく異なります。

まとめ

草原で笑顔の人々

ひまし油パックは、エドガー・ケイシー療法に基づいた、まさに「体内毒素を排出する最強のデトックス法」と言えるでしょう。

正しいやり方と注意点を守ることで、自宅で手軽に、そしてパワフルに体内の老廃物を排出し、リンパ系を活性化させ、私たち自身が持つ治癒力を最大限に引き出すことができます。

便秘の改善、肩こり、腰痛、さらには想像もしなかったような様々な体の不調の改善例まで、ひまし油パックの可能性は無限大です。ぜひ一度試してみて、その効果を実感してみてくださいね!

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